99%の「不要」に囲まれて、1%の「心地よさ」を生きる。

木曜日と金曜日は、私のアルバイトの公休日。このうだるような猛暑の中、涼しい部屋でふと、取り留めのない思考の旅に出ていました(笑)。

函南町 長光寺(2013/07)

この11月で、74歳になる私ですが、おかげさまで毎日をとても元気に、ノー天気に(笑)過ごしています。なぜこんなに気楽に、身軽でいられるのかな、と考えてみて、ふと思い当たったことがあります。


人は必ず死ぬ。そしていつそれを迎えるかは不明です。

「人は必ず死ぬし、その寿命がいつ尽きるかなんて誰にも分からない」という、絶対的な事実を心のどこかで受け入れているからかもしれません(笑)。

もちろん、普段はそんなこと全く気にしていません。でも、「限りある時間だからこそ、今この瞬間を面白がろう」という無意識のスイッチが、私の元気の源になっているような気がするのです。


不可解な生き物。それは人間(笑)!

犬や猫を見ていると、彼らは「過去の後悔」や「未来の不安」に頭を抱えたりせず、ただ「いま、ここ」を全力で生きています。

対して私たちは、高度な想像力という「時間旅行の能力」を手に入れてしまったがゆえに、勝手に未来を恐れ、自分で作った心の迷路に迷い込んでしまう。

99%の「不要」なモノに囲まれて!

スーパーやコンビニの棚にぎっしりと並ぶ新商品や便利グッズを覗くたびに、私はつくづく感じます。「あぁ、ここにある99%のものは、本当はなくても困らない『不要なモノ』なんだろうな」と。少なくとも私にとっては…。

人間の「もっと便利に、もっと快適に」という不安や欲求がこれほど多くのモノを生み出してきたわけですが、結果として私たちは、なくてもいいモノに振り回され、新たな悩みを増やしている気がしてなりません。

……なんて偉そうなことを言いながら、私の家にもそんな「不要なモノ」が溢れかえっているのですが(笑)。


夏休み!気持ちの良い風が、畳の上を抜けて行った!

この強烈な暑さの中で、もうひとつ思い出した景色があります。子どもの頃に過ごした、田舎の実家の夏休みです。

函南町 長光寺(2013/07)

あの頃の家には、アルミサッシの窓もなく、もちろんエアコンなんてありませんでした。それでも、家の中を心地よい自然の風がすうっと抜けていき、子どもながらに「自然と馴染んでいるなぁ」と感じたものです。

「汗をかきたくない」「もっと楽をしたい」と余計な便利さを追求し続けた結果、地球に大きなツケを回してしまったのが、今のこの猛暑なのかもしれません。私たちは便利さと引き換えに、大切な何かを手放してきたのでしょう。

現代のシステムを私一人の力で変えることはできません。

便利すぎる世の中にどっぷり浸かり、家の中にモノを溢れさせながら、それでも私は「やれやれ」と苦笑いしつつ、ノー天気に笑っていたいと思います。

99%の不要なものに囲まれていても、自分の中心にある「大切な1%」さえ見失わなければ、心にはいつでもあの頃の実家のような、涼しい風を通すことができるはずですから。

みなさんの心の部屋には、

今、心地よい風が吹いていますか!?

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アンジェラ・アキさんのライブで出逢った、温かな時間と人生の余韻。