私の席は、1階席のC20列29番。 会場を見渡すと、私の抱いていたイメージとは異なり、男女問わず本当に様々な世代の方々が集まっていました。ふと両隣を見ると、私と同じように一人でいらしているらしいアンジェラ世代の男性。
最初は「おっと、これはもしかして場違いなところに来てしまったかな……」と思いましたが、それは杞憂に終わりました。ステージが進行するにつれてその居心地はどんどん良くなり、最終的には「ああ、本当に良いコンサートだったな」と心から満たされている自分がいました。
彼女の魂の叫びのような音楽を聴きながら、ふと「それに比べて、まったく平々凡々に育った私の人生のなんと薄っぺらいことか!」なんて苦笑いしてしまったり(笑)。
アンジェラ・アキさんの呼びかけで、私は自分の人生にも想いを馳せていました。
私は早くにパートナーを亡くし、小学生の二人の子どもと共に生きてきました。世間から見れば「大変で悲しい生活」に映ったのかもしれません。
けれども私自身は、パートナーからの「人生の指南」を受け取ったようにも感じ、ある種の感謝の気持ちを抱きながらパートナーの導きにより今日まで歩んできたように思うのです。
ですからアンジェラ・アキさんのように深い悩みの闇に迷い込むことなく、ここまで来られたのかもしれない――そんな風に、自分の歩みを優しく肯定できた気がしています。
ライブの演出も実に見事でした!アンジェラ・アキさんのメッセージがダイレクトに私の心に飛び込んできます。
ふるさとの阿波弁で語るアンジェラ・アキさんの心は、私たちひとりひとりの心にその波動を伝えます。和やかな優しい空気に包まれた素敵なライブでした(笑)。